去年、引っ越しの準備してた時期に10月、けっこうなテニス日和が何度か、あった。
この時期のテニスは、ふだんやらない人も参加してくるので面白い。
ダブルスでペアの男子からの指示、っていう話ですよね。
試合慣れしてるタイプの中でも、現役を引退したばかりの学生さんの参加は面白い。
引退して半年ぐらい経つというけど、動きが全然違う。
テニスは体力と反射神経、というか動体視力。
体がきれいなやつは強い。
体のキレ。
失って初めて気づく、体のキレ。
体のキレと、頭のキレ。
これを維持する努力は、並大抵ではないと思う。
で、試合慣れしてるダブルスのペアの話ですよね?
社会人1年目の男子がビジターに来てくれて、今後は社会人と試合したり、ダブルスもやったりして行きたいという相談を受けた。
自分が卒業した大学のテニス部に今も出入りしていて、日野だか八王子だかのほうまで練習に行っているという話だった。
試合も積極的に出たいので、何かあったら声かけてください、と。
「社会人生活もだんだん慣れてきて、自分のために使える時間とお金もできてきたので、運動のためということもあるし、友達作りのためということもあるし、自分の好きなテニスのために、社会人でテニスをやっている人たちと積極的にテニスができればいいなと考えています。」
漫然とテニスを続けていた時期を過ぎて、積極的に社会人テニスに参加したいというところがいいなと思って素性を聞いてみると、大学の体育会でキャプテンでした、と言う。
そういう、主体的に行動できるって社会人テニスにとって大切なことなので、すごくいいなと思ってた。
もちろん、体はキレッキレ。
人数がいたら、恒例で理事長と組んでダブルスやるじゃないですか。
彼の場合、キャプテンでテニスが上手いというのもあって、ミックスダブルスも呼ばれて付き合ってるタイプだったので、色々と詳しかった。
「次のゲームで打ってきますよ。」
エアケイ・えいくんペアと対戦して、3-3まで行ってたんじゃないかと思う。(または6-5とか)
次のゲームを取れれば理事長の勝ち。
エアケイ・えいくんペアが理事長に打たせてあげるため、へらへらとゲームを落とし続けたのだ。
次のゲームを取れれば勝ち。
つまり、相手ペアは、
次のゲームを落とせば負け。
もちろん、去年までの理事長はナメられていたので、
最後のゲームでポイント獲るからいいもーーーーん☆彡
と、
エアケイとえいくんは、思っていたと思う。
勝負は勝ってナンボ
なので、理事長にも打たせてやらないとビジター君にも悪いから、
打たせてやった(レディファースト)
と、思っていたと思う。
「次のゲームで打ってきますよ。」
ビジター君の指示は、そこそこ的確だったので、サーブも上手かったし、理事長の作戦勝ちというのもあって、
勝てた
どんな作戦かというと、去年の秋にマスターした、
ゆるいボールを相手のハイバックボレーに打つ
さんざんやられて負けて来た地味なスーパーショットである
スーパーコントロール
それを、えいくんがもののみごとにネットしてくれて、勝てた。
なんのために球出し練習してるかって、このためだ。
自分が決められるほど上手いボレーが打てなくても、ゆるいボールであいてのハイバックにコントロール。
練習不足は、あっさりミスしてくれることでしょう。
勝負は勝ってナンボ。
ダブルスは、試合慣れ。
懐かしい
彼は、かっこよかったから印象に残っている。
秋になると学生さんも来るので、楽しみができるね。
集まりやすいコートも抽選に入ろうかな。