万全はない
アメリカのことわざで:
The journey of a thousant miles begins with a broken fan belt and leaky tire.1000マイルの旅は壊れたファンベルトと空気の漏れたタイヤと共に始まる。
それでも始める
意味は:
何かを始めるときは いつも条件が揃っているわけではなく、大概悲惨な状況の中で出発しなければならない。お膳立てが整うまでずっと待っていたら永遠にチャンスは来ない。条件の悪い今を嘆くのではなく、これが当然と思って始めてしまおう。
大変だったな。フットワークも全部、変わっちゃって。
1年4カ月後
スポートピアで朝練中
センターからショートアングルが打てるようになってきたよ。
厳しいコースやV字攻撃は変わらず練習しているけど、自分から攻撃を仕掛けるからリスクが高いということより、攻撃し続けることが疲れるというか好きじゃないみたいで、理事長はベースラインの後ろで打つのが楽しい。
女子で延々とシコってる人がいるの、わかる。
氷河期世代で受験戦争世代の理事長は昔、受験勉強のしすぎで体を壊したことがあってみんなが勉強してる時に手術して入院して大学生の頃とか体が弱くて肺炎になって入院して代返で単位取って、社会人になってからも家族や会社に迷惑をかけるぐらい弱かった時期があって、大事に至らなくて良かったなと心の底から思う。
気管支と肺が悪かったので病気が治るまで何年もかかったけど、今は体も丈夫になってきたし勝てるようになってきてテニスも楽しくなってきたし、トップスピンのシングルス練習を2年ガマンして続けて、良かったなと思う。
エアケイのテニスを見に行ってた時は自分が運動できないから、みんなが楽しそうでつらかったけど、そんなことより覚悟を決めてテニスを始めた2年8カ月前と、特に去年の1年間は、つらい練習とつらい残業を両立してきたので、もうあとがないと思ってがんばってたから、結果がついてきてくれて、本当にうれしい。久しぶりにスポーツをするから、テニス以外のこともみんなの知らないところで相当、努力した。すぐに疲れて息が切れるのや筋肉が落ちていたのは、テニスを続けることで少しずつ回復した。
絶対に無理だと言われていたのですが、黒田コーチとか、温かく見守ってくれた体育会くんとか、無言で球出しとフットワークをやり続けたエアケイとか、理事長ファンのみなさんに感謝したいと思う。
「走るんじゃないんだよクロスステップだよ! こうやってこうやってこうやってこうやって、こう!! 」
「できてなかったから教えてあげたよ。」
部活くんが「無理ですよ難しいですよ・・・・」と、苦笑いしていたのが去年の10月の夜だったわけで、あの頃は物事を全て否定形にせず全肯定するジョナサンも来たりして、部活くんのマインドが少しずつ変化して大会に出始めたり、みんなが急にレベルアップした時期だったと記憶しています。
トップスピンは3月に滑り出して4月から10月までナイターで活動するので(最終日は11月の舎人公園)、10月ぐらいに、みんなものすごくうまくなる。
理事長と一緒に始めた体育会くんは去年の10月に飛躍して、そのまま冬もトップスピンでストローク練習を続けたから、6月ぐらいまで30分でもナイター練習に参加して、8月はまさかのダブルス大会に出て優勝もしたし、ショット練習のためにダブルスの試合もトップスピンではやるから、エアケイもダブルスがうまくなって、このまえのメンズサマーではショットだけでぶっちぎって優勝しちゃったもんで、もうこのレベルには出ないでくれと言われたりしていた。
ダブルスの陣形は、いまだにわかっていない。
理事長ファンの女性から、メールをもらいました。
いつも、ありがとうございます。
「お久しぶりです。めっきり秋の気配が漂っていますね。」
彼女は軟式テニス出身者の女ダブの達人女子で、去年ぐらいに理事長がやってるのを見て? シングルスに初挑戦したそうです。
そりゃー理事長がやってるんだから誰だってできるだろうと思うのは当然です。
去年はつなぎすぎてラリー練習みたいになってチョット失敗だったかもとかおっしゃっていた記憶がありますが、つい最近は、イワセクンのような症状が出たそうです。
うっかりアレーに打ってアレ~
うっかりネットに出て抜かれ~
うっかりネットに出ると、ペアがいないからね。誰もカバーリングしてくれないから。
けど、抜かれるの当たり前と思ってないとサーブ&ボレーはできないと思います。
このあたりは現役時代サーブ&ボレーヤーで「サーブ&ボレーヤーには明日にでも戻れる」体育会くんにでも聞いてみるのがいいかと思いますが。
抜かれるのが怖い人はサーブ&ボレーはやらないほうがいいと思うけど、オムニだと遅いから、あんまり関係ない気がするな。サーブの回転が死ぬから。弾みがね。
おととし、新入社員の男子から「テニスは始めたばかりのときにシングルスとダブルスの両方をやると両方とも下手になりますよ。」と、素で言われて、会社のテニス部の人たちや、その知り合いの実業団のベテランなんかに回覧が回って、よく知らない人から「どっちかに決めたほうがいいです。」というメールが会社に来た時は驚いたが、私は走るのが好きだし、技術に興味がなかったし、ストロークができるようになりたいという夢があったので、シングルスにして良かったと思う。
ストロークは練習時間のわりにすぐ崩れるし女子には厳しいと思うんですが、ベースラインの後ろで守るのは楽しいから、走るのが好きな人は、マラソンもいいけど、シングルスもいいんじゃないかな、と思います。
ベースラインの後ろから両手で振りぬく爽快感は、何物にも代えがたいです。