昨日のトーナメントでの話なんだけれど。
1試合目、0‐4から始まった理事長フォアサイドのリターンゲームでストレートにリターンエース。
ようやく真ん中に当たり始め、応援してくれてた前回の対戦相手の人たちに「今日、初めて真ん中当たった」なんて、応援に応えていた。
ここで初ブレイク。
ここから挽回して取れるかと思ったんだけど、そのあとロブが上がりまくり、相手の男性もリターンをロブで返してくるようになったり、男同士でクロスラリー中に突然、前衛に詰めていた理事長の足元にドロップ。
よほどリターンエースで自分のサイドを抜かれて観客が盛り上がっていたのが悔しかったらしく、うすら笑いをされて理事長のメンタルを崩壊する作戦で来られる。そりゃー女にサイド抜かれたら悔しいでしょうよ。気にせず続行。
が、このサービスゲームもキープ。
2‐4に挽回して、一気に行くぞと思っていたところ、なんと、このあと男性も女性もロブ攻撃。さらに、「オンラインはアウト」攻撃。突っ込むと「ワンボールです、ココです。」と、言い訳攻撃。
クラブハウスで見ていたギャラリーから、「実力は理事長さんペアが上。あのリターンエースから一気に挽回と思ったんですけどね。」と、言われる。
ワンボールが多かったですね。
と、理事長は笑顔で答える。みんな、苦笑い。
「自分たちサンデープレーヤーがエントリーできる中で最もハイレベルな大会。」
そう、みんなが話していた。
理事長は、うれしい。デコターフは最高だ。
そしてリーグ2試合目。
なんと、ポーチの上手い軟式ペアと当たる。
さらに、「理事長をストロークで狙う。」という戦法で来られる。男女ともに、理事長のフォアにバックにストロークで狙ってくるのである。
もはやストローカーの理事長は、どんどんストロークを打つ。約1年間、つらい思いをして練習したベースラインで、フォアにバックに、本気のストロークを打つ。理事長のボディに伸びてくる男も女も軟式トップスピンストローク。
理事長は、このコートで練習したバックハンドトップスピンでバックの逆クロスを打ちこむ。これもスーパーショット。アレーがあるから入るのでアレー。
「女子をストロークで狙う」という戦法はエアケイも使おうとしていた時期があったので、その戦法は知っていたが、もう理事長には対応できることが証明された。どうぞ狙ってくだされ。
3‐1に先行。
すると、ここから再度、相手がロブを上げてくる。男性もロブ。リターンでロブ。女性もロブ。理事長の頭の上をストレートにロブ。理事長は、下がってそのロブをハイボレーでカットする、ハイボレーを打ちこむ。
すると、ここからじょじょに、ロブの高さが高くなり、理事長のハイボレーがラケットの先端に当たって失点する。まさかの連続失点が続く。
4‐3に追いつかれる。
4‐4になるか5‐3になるかの瀬戸際で、理事長はゆるい中ロブに手を出さない。後ろでヒマだったエアケイが、その中ロブをどうにかして5‐3。
ナイスがまん!
と、言われる。
そのあと理事長のナイスがまんで6‐3。
どんどんストロークでキメて、理事長、この試合でやりきった感あり。
みんなに見てもらえる、という気持ちが力に変わって。
クラブハウスでは、前回の大会で対戦したことのある夫妻ペアと相席していたから、色々おしゃべりする。理事長ペアも夫妻ペアなので、奥さまと会話が弾む。このレジャー感が最高だ。GWと正月は家族ペアが増える。
奥さまが2日連続で試合なんて考えられない、「明日は会社、休み取ったもん。」とのこと。理事長は、もともと休みだったから、2日連続試合を経験してみた。やってやれないことはないが、疲れるから、もうやらない。
「洗濯物が~。クリーニングが~。」とか。理事長んちは電球も替えてない。今日は電球を全て交換。やる気がないとできないわけで。電球って、切れるときは全部が切れるね。家の中まっくら。
そこのご主人がシングルスプレーヤーで、理事長の本物のストロークに興味をもち、朝霞で習ったんですか、と、聞いてくれた。先に奥さまのほうから聞かれて、サーブとストローク(つまりベースライン)を習った、という話をした。本物のテニス教えてくれますよ。勇気を出してO月さんに相談。シングルスプレーヤーには厳しいO月さん、9キロの減量に成功していた。元全日本。それでも、ただものではない。
前回の大会で対戦したときに、理事長のトスが本気のキックサーブトスで頭が真上を向いて力をためようとしていたり、インパクトの衝撃で自分が後ろに飛ばされていたのを感心して見ていたそうであった。
自分に力がないことを悟り、あのサーブは無理です、すいません、という結論に至ったのが最近の話で、トスを前にしたら打てるようになった、という話をしたりした。
よく話を聞いていると、奥さまのほうも経験があるそうで(スピンサーブの練習)、
「自分が飛びますよね」
と、ふつーに話していた。。。。
ナカーマ☆
みんな一通りやってんのね。
「ストロークの練習してたら、ストロークだけになりません? 疲れちゃって。」
なんて言ってて、笑えた。その通り、その通り。全てのショットを練習してる時間ない。好きじゃないとできないよね。ストロークが安定してる人なんか、いないから。毎日練習してれば安定するかもだけど毎日は厳しい。
その奥さまはフォームもキレイで前衛の構えも本格的だし相当やってる感じの上手い人なんだけど、理事長のことを左利きだと勘違いしていたそうで、覚えていたそうだった。
「左利きの人、苦手。」
「いや、両サイド両手なんですよ。」
なんて話をする。
理事長はラケットが重くて、力もないし両サイド両手でストロークしてるから、たまに左利きと間違われる。フォアで打ってるのをバックハンドで打っていると勘違いして。
左利きが苦手な気持ちはわかるが、理事長は八田さんに教えてもらった攻略法を実践しているので、そんなに苦手意識はない。
左利きのスライスサーブが自分の左側に伸びてくるのを、どうリターンするか、っていう話なんだけど、あれは回り込んでフォアで取るんであるよ。
オープン大会に出てくる女子で左利きのスライスサーブが上手い女性と左利きの男性のペアがいるんだけど、去年は彼女が打つスライスサーブはスピードもあるし伸びるしで、かすりもしないし全く取れなかった。ところが、年が明けて八田さんに教えてもらってからというもの、バックサイドでのリターンを試合中にマスターした。
確かに上手いんだけどワンパターンだから、男子よりは遅いし、もうレシーブできる。かすりもしない女性のサーブって、もう、ないんじゃないかと思う。
試合の後、「リターン上手くなったね。」、と、ペアの男性からほめられて調子に乗った理事長、次に攻略するべきは「フォアサイドでリターンできないワイドに伸びる男性のスライスサーブ」である。
それも昨日、無事に取れて安堵した。何度かミスはあったけど、もう大丈夫でしょう~。あれもワンパターンだ。1試合目の男性のスライスサーブはスピードが遅かったから、ファーストで浅いワイドに打ちたい気持ちはわかるんだけど、相当フォルトしていた。センターに打っても大フォルト。最終的にセカンドは羽子板サーブであった。そんなサーブはセンターにリターンエースで終了。
左利きのスライスサーブ攻略法を、延々と語る理事長。これは経験談。
つらい回り込みの練習をトップスピンでやっているんである。
下がってー
下がってー
下がってー
すると、ご主人に感心される。「勇気を出して回り込むべきじゃないか。」と、奥さまを説得。
「えー? フットワークの練習は疲れる。」、というので、「3回やれば慣れる。」と、これも経験談を語る理事長。
このご夫妻ペアは、所属サークルも違うし、出ている大会も違うし、お互いのテニスに干渉しない生活をしているそうであるが、ときどきミックスダブルスにペアを組んで出ているのだそうで、その大会会場だけが、「一緒にテニスする時間。」
どうやら、一緒に練習するような内容がないんだそうで、人づきあいも、ないらしい。
奥さまが女ダブ専門だから仕方ないよね。そこは旦那さんに一票。
だけど、「回り込みの練習ぐらい他の人に言わないで2人でやればいいんじゃないですか? このコート土日7,000円ぐらいですよ、なんて話をする。」
というより、トップスピンに呼べばいいのか。回り込みの練習、多いよ。とゆうか、フォアばっかやらされるよ。全面回り込まされるよ。
あそこはエアケイの趣味だから仕方ない、と、他のサークルから言われているよ。回り込むのが趣味だよ。
趣味だから続くんです。決して高度な技術があるわけではないが。
なんて話をする。すべてに共感される。
このシングルスプレーヤーのご主人が、ボレーヤーなんだそうだ。サーブがスピンだもの。
ベースライナーは疲れるが、サーブアンドボレーヤーも疲れるそうで、50代に差し掛かり、奥さま的には疲れて怪我されちゃーたまらんので、「シングルスをやりたいのは止めないけどベテランは7割のショットをスライスで打ってるから、みんなと同じようにやって疲れないようにしてほしい。」と、助言したそうであるが、ご主人いわく「ベテランテニスは性に合わない。」そうであった。
ボレーヤーの何が疲れるかと言うと、カウンターやスライサーに比べれば疲れる、という話である。
ご主人と話していて、「サーブアンドボレーはオムニではできない。」というワードが出てきた。
オムニだとサーブが使えないからねえ。。。。
なので、朝霞のミックスでも、たまに1人でサーブアンドボレーをしている男性を見かけるので、ミックスで練習してシングルスに出ればいいんじゃないか、と、エアケイがやっているレジャーの過ごし方を提案した。
「ここのコートはいいですね。ハードコートでのサーブアンドボレーは20年ほどやってない。」
とのこと。
デコターフですぞよ。
やらなきゃソン。
このコートで去年の夏いっしょうけんめいベースラインのマッチ練習したよ。ベースライン疲れるから人気ないの。2人しか集まらなくて開催中止が続いたりして。3人のときはクラブのオーナーが了解してくれたこともあるんだけど。高校生が試験期間中だったり理事長もトップスピンが忙しくなり、休んで中止が続いた。ベースラインは人気がなくて人が集まらない。だからか、このベースライン講座は廃止になった。ボレーのほうが圧倒的に人気がある。高校生もストロークは面白いけど、コーチの言ってること聞いてていやになってくるんだと思う。高校生の1か月は社会人の3年だと思う。あんな本当のことを言われると、いやになるよね。何を言ってたかというと、「強打するな。ストロークは時間かかる。」
いま見ると、全然うまいと思う。ハードコートは下手さが際立つといえ、いや弾道高いし、全然うまいと思う。
今は走れるようになり、コートに入るようになった。ベースライン練習は気が長くないとできない。
長かった・・・・・(涙)これでもヘタクソなババアって言う人がいるからね。世の中狂ってんね。