”People who live in glass houses should not throw stones.”
- (すねに傷をもつ者は他人の批評などしない ほうがよい)-
「ガラス の家に住む者は石を投げてはならない」という意味。
今日は晴れて気持ちがいい。去年の今頃は風邪をひいて体調を崩していて、GWは体調の悪い中、ダブルスで苦しい思いをした。
さらに、自分がシングルスを習っているテニスクラブでのトーナメントだったから、恥をかいた。
あれから1年が経つので、今年はマトモな試合ができると思う。
グリップを変えるのは本当に面倒だ。ものすごく大変。
シングルスの基本について。
私は以下のように習いました。わざわざ習わなくても、上手い人は心得ているから、いろんな人が同じことを言うと思う。
- センターに返す。
- トップスピン(いいボール)を打つ。
- サーブ(トス)とリターンしっかり。
この3カ条が、非常に難しいわけで。リターンがテニスの中で一番、難しいんじゃない?
できてる人にとっては当たり前のことだけれど、一生できない人が相当数、いる気がする。
よく女子はリターンというけど、練習相手もいないのでサーブを練習することにした。サーブとリターンは大変。リターンとストロークが異質なので、黒田コーチなんていったと思う?
「理事長さんはリターン練習はやらなくていいです。まずストローク。ストローク。今後数年間、ストローク。」
今後数年間??????
あたし、そんなにできてないんだー、と、ショックを受けたが、この調子だと「今後数年間」あっという間に経つんじゃないかと思う。
シングルスの練習って、そういうことだ。それが自分で理解できたら本当に気持ちがラクになった。八田さんのペアの女の人がリターンを教えてくれたのですが(あんなのできるわけない)、低く構えていれば、意外とラケットに当たるようになってきた。女子のリターンは問題なくて、ミックスで男子のサーブをどうリターンするか、っていう話。
テニスを始めたばかりの時点で私の周りには経験者で上手い人(体育会で本戦クラス)が相当数いたもので、
「競技会も出てないし、忙しいし今はテニスは1年に3回ぐらいかな~。」
と、言っているわりに、
「遊びでやるにはうますぎるレベル」
の人たちのこと。
彼ら彼女らのアタマの中は、学生の部活で時が止まっている。
私がテニスを始めると言ったら、そんな人たちが口をそろえて、こう言った。
「時間かかるよ。」
「何か1つ、できれば普通に強くなれる。」(前後左右なんでもできる)
「シングルスとダブルスを同時に始めたら両方とも下手になるよ。」
「先にシングルスかダブルスか決めてから練習したほうがいい。」
「最初はシングルスかダブルスか決めたほうがいい。」
「シングルスにするかダブルスにするかは、好きなほうじゃなくて、自分に向いてるほう。」
「練習では腰より下のボールは打たないほうがいい。」
「最初はスライス回転がかからないように気をつけたほうがいい。」
「ハードコートでフットワークを練習したほうがいい。」
「トスと素振りは毎日やったほうがいい。」
「視力、大丈夫ですか? 」
部活でもないのにできるかと思って気が進まなかったが、もう機会ないよなと思ってシングルスに決めて、サーブとストロークだけを練習した。
視力は、仕事柄、年がら年じゅう疲れ目なのでナイターでの不調は仕方ない。
だから、ナイターの試合に出るのも、しばらくやめることにした。
このようにして、シングルス練習会が始まった。
ストローク練習は、遅々として進まず。
こんなに練習しても、まだダメか、と、心が折れそうになったりなど、色々あったと思う。
それでも、上手い人たちは口をそろえて、こう言った。
「良くなってきているから続けたほうがいい。」
そんなに時間かけて身につけていくんですねえ。
ストロークは難しい。
「腰より下のボールは練習では打たない。」
これを徹底したあまりにメンバーが減った時期もあったりし(低いボールしか打てない人がいるため)、色々つらい時期もあったものの、ライジングが打てるようになったから良かったんじゃないかと思う。
「トスヒットでアレーを通す。」
この練習も、かなり、やらされました。
ダウンザラインの練習だと思います。やってもやっても終わりが来ない(-_-;)
シングルスのゲームの基礎。
✶クロスに打ったとき。
- 図1-1はデュースコートのクロスラリーになり①が②の場所に打ったとき、②が打てる範囲が青線のところになる。
- ②が打つ時に①がとるポジションはセンターマークより少しデュースサイドに構えるとちょうど範囲の真ん中になる。
- 図1-2の①②が右利き同士のバックハンドの打ち合いだとすると、①のとるポジションはセンターマークより少しアドサイドに構えるということになる。
↑
これを知らない人結構いると思う。戻りすぎて、もう一度逆をつかれてクロスでウィナーという展開。(私もよく狙います。うっかり戻りすぎてクロスにウィナー打たれたりも。)
✶ストレートに打ったとき。
- 図2-1で①がストレートに打った後の距離だけど、ストレートに打つと②が打てる範囲の真ん中となるポジションはセンターマークかセンターマークよりすこしデュースよりのポジションがベストになる。
- 図2-2でわかるようにクロスに打つと少し戻るだけでコートをカバーできるけど、ストレートに打った時は図2-1長い距離を戻らなくてはいけない。
- ストレートに打った後は、軽くクロスに返されるだけでも走らされるので結構体制くずれたりする。
なので、クロスにしっかりしたボールを集めることがシングルスの基本になる。これはシングルスの定石で、プロの試合を見ていてもしっかりこのポジションをとっている。
センターに打つのは基礎だけど、「いいボール打つ。」というのが前提だから、ちょっと自信なかったら、しっかりクロスに打てないと厳しい。
最初のころは、なっかなかいいボールが打てなかったため、ただただセンターや相手のいるところに返し続け、振り回されて大変でした。
女子には打ち合いという概念がない。というか、ストローカー少ない。と、気付いたのは、もっとずっと後のことになります。
今は球出しのボールをクロスに打つ練習しているのだけど、アレーを通したりセンターに打つよりは難しくない。
クロスには他にも有利な点があり、ネットが低いこと、距離があるのでアウトしにくいこと。逆に言えば、ストレート(ダウンザライン)はネットが高く距離も短いので、ネットにかけやすく、アウトしやすくなる。
「クロスに打つのが技術的にはもっとも難しくない。」
と、上手い人は言うと思うのですが、「そんなにボール飛ばない。」という現実もあったりし、少しずつ練習中。
「ベースラインで粘ってセンターに返すテニス。」
これが基礎となるわけだけど、ベースラインだけで相当、時間かかる。一生やってる人もいるぐらいなので、どこかで割り切ってボレーとスマッシュしていかないと、ダブルスで負け続けるという憂き目をみる羽目になる。
3年目に入り、付き合い程度のボレーとスライスが打てるようになり、ベースラインからグランドスマッシュもできるようになったし、ダブルスにも勝てるようになってきたから、これまで通りストロークは練習して行こうと思う。
そういうわけで、「先にシングルスから始めると時間がかかる。」ということと、理事長はストロークしかできないのだけれど、見ず知らずの上手い人に「上手いですねー。」、と声をかけられるぐらいは打てるようになった。
上手くないんですけどね。(振りぬいてるのと、スライスを打っていないところに好感を持たれる、という意味です。)