Learn from yesterday, live for today, hope for tomorrow. The important thing is not to stop questioning.
- Albert Einstein (アインシュタイン) -
過去から学び、今日のために生き、未来に対して希望をもつ。大切なことは、何も疑問を持たない状態に陥らないことである。
悔しい。近ごろこんなに悔しい思いをしたことはない。
日曜日の悔しさを今日まで引っ張った。
月末月初の戦争が終わり、来週は職場テニス部の佐賀県さんや袖ヶ浦さんがラリー練習をしてくれることになった。
疲れ目で乱視が進んで、乱視用のメガネを出した。
先週週末の出来事。ベースラインで粘ろう、というシングルス練習をした。サーフェスは、とても速いハードコート。カーペットよりも速い。
シングルスの基本は、センターにつなぐ!
練習なんだからさあ!!!
こんな速さのコートでは面を作ってクル人が別の意味で活躍してたりする。
私がベースラインからトップスピンで一生懸命に打ち込んでるのに、面を作って「真ん中に当てて」コース突いてくる。飛ばせないから、勝手に飛んだ球がネットを越えて自然落下。ぜんぶ浅い。浅いので打ち込もうとするとネットに出てきて「ネットに引っ張った」つもり。トップスピンロブで対処。
あのー
ベースラインで粘ろう、っていうテーマなんですけどー
打てないならロブを上げるなり、続けようとする練習をして欲しかった。飛ばそうとする気合いを見せて欲しかった。
トップスピンで安定してコートに入れ続けるなんて無理なんだから、結局、バコバコ打って私がアウトして、ポイントは自動的に相手に入る。
アッタマに来たので最終的にフラット打ち込んで終わらせた。相手の女子はキメられて嫌な顔をしていたが、私はもっと嫌な思いをした自信がある。見ていた上手い男子の「理事長さんカワイソー。」と、言ってた声が聞こえた。
こんなんじゃ、練習にならない。
コーチや上手い男子が、「理事長さんは今のまま継続して。」とか言っていたが、相手にポイント入ってしまうじゃん。
フラットでハードヒットしろって?
もっとアウトさせたいのかい?
コース突け、って?
ハードヒット大会じゃないんだからさあ。
つくづく、ハードコートが好きな人は二分化すると思う。
しっかり伸びるトップスピンを打てる人か、まったくトップスピンを打てないで誤魔化す人が、ハードコートを好きだと言ってる。
繋ぐテニスから攻撃テニスへ [戦術]
試合で、ただ繋いでばかりの選手をよく見掛ける。
面白くも何とも無い・・・という意見もあるだろうが、本人は
面白いとか面白くない以上に「勝ちたい」という気持ちが
あるので繋いでいるんだろう。
テニスは余計なことをしないで繋いでいるだけで、相手が
ミスしてくれることもあるスポーツだからね。
下手に攻めようと、端っこ狙ったり強いショットを打つと、逆に
自分のミスが増えて相手にポイントをプレゼントしてしまうのだ。
でも繋ぐだけで勝利が得られるレベルなんてホントに下層の
相手だけ。
繋ぎながらもちゃんとチャンスが来た時には攻撃に転じないと
そこから先のレベルには進めないよ。
でもそういう事は分かっているんだけど、なんで多くの人が
繋ぐテニスから攻撃テニスに進めず足踏み状態でいるかと
言うと、「攻撃」の本当の意味を分かってないからなんだと思う。
繋いでばかりいる人は「攻撃=決める」と思っている。
でもそれまでは繋ぎ続けた結果、相手がしびれを切らして
攻撃し始め、それによってミスをもらう習慣が身に付いているから
攻撃のリスクの高さが十分分かっている。
ミスしないようにして、いかに攻撃でポイントを決められるか・・・。
そういう風に考えると、やっぱり大事な場面になればなるほど、
自分は攻撃しないで繋ぎ、相手からミスをもらう方を選んでしまう。
でも実は攻撃ってそういう意味じゃないんだよ。
繋ぐテニスと攻撃テニスって、実は考え方はそう変わらない。
「繋いでミスをもらう」というのと一緒で、「攻撃してミスをもらう」という
のが攻撃テニスをする時に大事な考え方なんだよね。
それを「攻撃して決めてやろう」と思っていると、自分自身に
プレッシャーが掛かってしまい、そのプレッシャーで結局
ミスをしてしまうことになるのだ。
分かりやすい例で言うと、ダブルスのポーチ。
ポーチに出ることってリスクあるでしょ?
自分が守るべきストレートを放ったらかしにして、クロスに
飛び出して決めに行く。
ポーチに出ることで、ストレートを抜かれることもあるし、
ポーチでボレーしたボールをカウンターで相手にやられる
可能性もあるし、ボレーミスすることもある。
でもやっぱり思い切ってポーチに出た・・・という行動力は
その後相手の心理状態に影響して、相手のミスの確率は
上がるでしょ?
そこに攻撃の真の目的がある。
もちろんポーチで綺麗にカッコよく決めると、それで1ポイントは
稼げるが、ミスしたとしてもポーチという行動力はそれ以上に
相手から何ポイントもミスをもらえるキッカケになる。
試合に出始めると、いかにミスをしないことが大事かってことに
気が付くんだけど、そこから更にレベルアップするには、いかに
攻撃を混ぜられるかになる。
その攻撃の目的は、ただ繋いでいるだけではミスしてくれない
相手に対して決めるってことじゃなくて、ミスしてくれない
相手にミスさせるキッカケを作ること。
だから、速いショットを打つことも、相手を前後左右に揺さぶることも、
ネットに出ていくことも、攻撃的な行動を行うときには必ず、
「ミスをさせるため」「決めなくていい」って思ったほうがいいね。
でも案外、そういう思いで攻撃を仕掛けると、思わず決まってしまう
結果になることがあるが、それが一番自然な決め方。
もちろん、しっかりチャンスボールの時には決めるよ。
逆の言い方をすれば、そういうチャンスボールで簡単に
決められる状態になるまでは、無理に決めないで相手の
ミスを期待しながら攻撃をし続ける気持ちを持つことが大事。
繋ぐテニスは何もしないでミスを待つテニス。
攻撃テニスは、ちょっと相手をつついたり、ヤジったり
脅かしたりしながらミスを待つテニス。
相手と向き合うスポーツなんだから、攻撃テニスをしっかり
堪能してほしいな。