Danger past, and God forgotten.

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「別の街を探そうよ。大きくてももっといい街があるよ・・・きっと」


喉元過ぎれば熱さを忘れる。

明け方の地震すごかったね。だんだん耐性がついてきて、いろんな刺激に鈍感になっている。

いいことだ、と、思っている。

そうして、ひとは、じぶんの人生を、生きていく。

経験を積むことでしか直視できない現実がある。


さて。

経験を積むことでしか直視できない現実というと、試合に勝てないじぶんである。

勝てなくても、さわやかな試合がある。勝てたけれど、腑に落ちない試合がある。

この1年半で毎月週末、試合にエントリーして、公式戦もやって、団体戦も交流戦も出て、じぶんの苦手な試合環境や、じぶんの集中できる試合環境については、理解できようになった。

勝負が好きな人の気持ちはわかる。


エアケイが部活くんと週末のサンデーナイタートーナメントに出るので、エアケイのテンションが上がり、やけに盛り上がっている。

ダブルスだけどじぶんの試合経験にカウントされるわけで、エアケイの場合はペア練習が裏目に出るタイプである。

「ファーストボレーのタイミングを調整したいから、2人っきりでもいいんで練習しましょう」

なんつって、ペアの人を練習に誘うじゃないですか。部活のチームメイトじゃないんだから、通じなくて全然ダメ。

行き当たりばったり初めて会う人と交流戦でダブルスをやるという経験を私も何度か体験したが、ふだんからペア練やってる人なんかいない。

そういうのダブルスおたく、って呼んでる。

エアケイの場合は、試合できればいい。ペアのレベルは全く気にしてなくて、お見合いダブルスに何度も出てる。

お見合いダブルスっていうのは、ペアがいない人がエントリーするダブルスの試合。主催者側がペアを探してくれる大会。

強い人と組んでも勝てるわけじゃないし、ボレー決めてくれる人と組みたいんだけど、そうもいかない。

ダブルスは作戦を立てているときが楽しいんだそうで、たくさんの作戦を立てるが、試合はいつも時の運。


ダブルスについて最近、思う事。

渋谷ではたらく営業くんが日曜日に打ってたサーブって市民テニスとの相性がいいと思ってて、理事長てきには営業くんの緩急サーブがダブルスにいい展開があるかなと思ってる。

やってみないとわからないけど、市民ダブルスでは速いサーブ打ってるだけじゃダメだと思ってる。

回転量アップサーブはスピードが遅くなるけど、スピードが遅いことよりもトップスピンバウンド後のボールの伸びは魅力的で、理事長のサーブはスピードは遅いけど、多くの男性がリターンミスをしてくれるのであるよ。

ジョナサンが名付けた、理事長のトリックサーブ。

他のサーブも、打てるんだからさ。

ま、いろいろ、やってみる。


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エアケイと部活くんのペア。

このペアは部活くんフォアサイドに入ったほうがうまくいく気がする。

 

エアケイはシングルスプレーヤーだから、エアケイをフォアサイドに置くことのメリットは、リターンミスから始まるゲームを回避できる確率が高いことぐらいだけど、フォアサイドは仕事量が多いから、リターンミスを回避するというのは大事なことかも知れない。

だがしかし、世にも恐ろしいデメリットがある。

エアケイはシングルスプレーヤーだから、ノってくるとフォアに回り込んでストロークを、やりだす。

エアケイはシングルスプレーヤーだから、よく晴れてボールが伸びるアウトドアの試合なんかで野生の本能が目覚めてきたら始末に負えない。

理事長は毎月のようにエアケイと組んでダブルスの試合に出場してきたが、エアケイをフォアサイドに置いたばかりに、泣きを見ることが、あった。

後衛にいるとき、エアケイは敵の動きを前後左右から見ている。

前衛ががんばっているとき、その背後の敵の動きを見てサイドチェンジするが、気配がないので気づかないことのほうが多い。

チェンジ、チェンジ、と言わなきゃダメですよ

それから、

エアケイはシングルスプレーヤーだから、じぶんが後衛にいるとき、フォアサイドからすごいところまで回り込んで逆クロスをキメる。

キマれば良いが、キマらなければフォアサイドがガラ空きになり、敵に読まれて、あっさりキメられて終わる。

けど、理事長はバックサイドをやるのが好きだから、近ごろはエアケイをフォアサイドに置いて、サイドチェンジがんばってる。


部活くんはバックハンドが得意じゃないから、単にそれだけの理解からでも、高い打点好きだし男ダブならフォアサイドのほうが部活くんの良さは生きるのかな、と思う。

理事長てきには、めったにやらない部活くんの両手バックのジャックナイフが1級だと思ってる。滞空時間が、いい感じ。つまんないボレーより、キマる確率が高いんじゃないかなぁ〜。

理事長てきには、バックハンドは両手がいいと思ってる。

理事長は野球ファンだから、ことごとく両手打ちのほうがかっこいいと思ってる人なので、やっぱり男子も両手が、いい。

両手打ちができると片手打ちもできるけど、逆はないから(打点との距離)、パワーアップとトップスピン量アップの面では、両手打ちがいいと思ってる。

片手打ちにすると、3歩ぐらいフットワークがラクになる。

両手打ちにすると、ずっと走ってなきゃいけないから、嫌になったら片手打ちにする。

片手打ちにするとヘビートップスピンがかかってくれないから、嫌になったら両手打ちに戻す。

こう見えて理事長いろいろ、考えてる。


さて、

部活くんとエアケイの性格に共通点がある件。

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性格てきには、このひとに似ている。

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「ぼくホットケーキ好きだよ。こげてなきゃね」

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「キキがいけないんだよ。せっかく雁が風が来るって教えてくれたのに」

……

ひとこと多い、ひねくれもの。

この2人と基礎練すると理事長への愛が深すぎて、あーでもない、こーでもない、と、じぶんの得意分野を理事長に教えてくれるんだけど、

いっぱいいっぱいだよ

ある夜、

部活くんがサーブの振りを教えてくれたら、

エアケイがクロスステップ教えてくれたり、

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「できてなかったから教えてあげたよ。」

…母さんは疲れたよ……

なので、体育会くんが来る日は、

「今日は体育会くん来るから練習するよ。」

と、前もって伝えておく。

体育会くんは頭が良いから、「自分はただの選手だから何か言って本人のテニスが崩れたら悪い。」という考え方の持ち主であるし、理事長が「何か言われたら崩れるタイプ」だということに気づいている気がする。

部活くんは体育会くんをリスペクトしているので、体育会くんが来た日は、球出し練習も流さないで真剣にやる。

エアケイは体育会くんと一緒に練習が大好きだから、体育会くんが来た日は、いっそう、球出し練習で独り言が増える。

さいきん来てる営業くんも練習好きなうえ若いから吸収が早いので、ヤバイっすねヤバイっすね(ゆとり世代用語? 消極的に肯定してんだよね。対義語がビミョー)と言いつつ、すでに課題をクリアし練習の鬼である。

多数派の勢いに押されて、部活くんは影響されるに違いない。

理事長は、部活くんにも練習してほしいと思ってる。

理事長の背中を見て育ってきたんだろ。



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でも、かわいいよ。


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部活くんはアガシに似ている。

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そっくりだ。

それから、

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ジョコビッチに似ている。

そ、そっくりじゃないか!!(◎_◎;)

でも、部活くんはオシャレなので、

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ウェアーを破ったりは、しない。

値段の高いラケットは折るが、お気に入りのウェアーについては、お金に換えられないらしく、

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破らないです☺️

ふむ。

やっぱりな。

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アガシに似ている。

オシャレと両手バックのPioneer

ひとつだけ残念なことがある。

部活くんは若いから、アガシの全盛期を知らないことだ。

理事長はアガシと同い年だから、そんなふうに思ってる。