スキャンダル 〜 クズになった僕を

You find out who your real friends are when you’re involved in a scandal.
スキャンダルに巻き込まれている時こそ本当の友達が誰であるか知ることができるわ。

Elizabeth Taylor
エリザベス・テイラー



 

涙ひとつも出なくてさ。

 

まいど。

サンデープレーヤーというかマンスリープレーヤーの理事長です

連休中にダラダラしすぎて疲れてしまった。

いろいろあったけど、コロナでヒマだし考える時間もあったりして、メンバーとも連絡もついたし、早く自分の練習がしたいって全員言ってますね。

だいたい、従来こういう時はテニスに対して熱血な男が現れて、球出しでコーンをガンガン倒し、海外の選手みたいに、そのへんの空き缶とか、セミの死骸とかにスピンで的あて。

「そいつ、テニス知ってるんですか?? 」

「僕より上手いんですか?!」

「技術ないのキツいですね。」

「僕は配球までが技術やと思ってるんですけどね〜」

「僕だったら、そういう人とテニスするの、やめます。」

「他人は関係ない!! 」

「その話やめて。IQが下がる。」

「朱に交われば赤くなるっていうし。」

「気にすることないですよ。僕らのレベル(全日本選手権)でも言われますもん。」

などなど

試合で勝てないときに口で勝とうとしてくる人間は、いつの時代にもいる。

トップスピンにも定期的に登場するが、結局のところ誰からも理解されず、去っていく。

試合に負けてイライラする気持ちはわかるが、練習で発散できないやつは所詮その程度だ。

私は仕事柄、もったいないから集中力で論破することはしないけど、メンバー間の仲間割れに巻き込まれた形なので、それぞれと話をして(LINEだけど)、それぞれの言い分を聞いた。

クズ理事長の友人の友人の友人ぐらいの遠い繋がりの人が、なぜだかSNSの件のスクショを何枚も持っていた。

毎回、練習のあとにトップスピンの不満をぶつけていたそうだ。エアケイの悪口とかさ。すごかったんだって。エアケイ見た目がアレで舐められ系だから、けっこう言いたいこと言われちゃうんだけど、中年の星ってことでエアケイのファンがトップスピンにも多いから、今回も残念な結末に終わった。

勝てるようになると言わなくなるんだけど、過去を上書きすることはできない。

愛妻家のエアケイが心労で寝込んだことを知った石川君が、「エアケイさん様子どんなですか笑 こんど僕も桐ヶ丘のシングルス、行きますよ。」とのこと。

3日前から、うつろ。

「早く自分の練習がしたい。」と、うわごとみたいに言っている。

「おれは理事長の保護者だよ。」と、うわごとみたいに言って、掃除洗濯し、漫画読んだあとに寝込んだ。

重症だ。

なんか今後、いままで練習したことのないバックハンドスライスを球出しで練習すると言って、ネットで試合を見て研究している。

ショットを見ているのか、試合を見ている言い訳なのかはわからないが、うつろだ。

 

打ち方を直すというより、まだ打ったことがないショットの練習だから楽しみだとのこと。

 

スライスのグリップ、直さないと。。。

 

太郎の場合は1年捨てて打ち方を直していたときは、YouTubeなんかで日本人プレーヤーのフォアハンドストロークをスローモーションに加工し、自分のショット映像と比較し、球出し練習で球数を打って直す。

 

理事長がどんどん上達していくのに対して、経験者の太郎が打ち方を直すのには時間も苦労も3倍ぐらいかかっていた感じ。

 

グリップ直すと全体が変わるから面倒くさいし、球出し以外に方法がない。

 

まだまだ時間はあるから、やっぱり私たちは変わらないでおこうねという話をしたりした。

 

もしもヌマタクンなんかがこの日記を読んでいたとしたら、

 

「そんな低いレベルの話で。見苦しい。」

 

とか言って、嫌な顔するんだろうなぁ。

 

そういうところが熱血コーチやキャプテンみたいで好きだったことを思い出しました。やっぱりちょっと、教師に向いてたんでしょうね笑

 

沼田選手いわく「YouTubeのタイトルがヤバい、バイタリティありすぎてヤバい、長い文章書いてヤバい」月月火水木金金で働く元気なえてこさんが、今や別の意味でヤバいクズ理事長だもんね。

 

だんなが寝込んでも、涙ひとつも出なくてさ。