きのう遊びに来てくれた王女と姫君がボールの重さに驚いていた。
クルクル
何これ振り遅れるぅー
なーーんて、大はしゃぎ
王子も説明に困っていた
王子は大学を卒業して、社会人では本格的なテニスをやる環境に身を置いて、大学の後輩が知らない世界で平日の夜にばりばりシングルスの練習をしている。
大学生や院生は、まだ、わかってない。
社会人テニスの幅の広さとcrazy.
テニス愛好家どころかマニア
すべて理事長の趣味
勝ち負けだけじゃないのさ
そんなん通り越してるんで。
社会人のテニスは人生を豊かにする趣味です
ここんとこマニアックな我らがトップスピン
みんながやりたいけどやらない
ハードコートでITF
実践してるわけさ
社会人のテニス人生は短い
あたしは、好きなことやりたい
練習ハードでキツいんだけど別に
あたしの勝手
文句あるやつ来なくていいから
ん、で。
テニスボールの規定について少しだけ。
テニスはスポーツですので当然ルールがあります。
ITF(国際テニス連盟)がテニス規則を定めています。
用具についても規定がありますが、ボールについてはこのようになっています。
★ITF
規則3
「テニス規則」に基づいて行われるトーナメントで使用するボールは、付則Ⅰの規格に合ったものでなければならない。
ITFが規格を作り、認めたものをITF公認ボールとしています。
この規格はなかなか複雑ですが、興味のある方はITFのHPを見てください。
http://www.itftennis.com/shared/medialibrary/pdf/original/IO_55357_original.PDF
そして、
テニス規則を適用するトーナメントの使用球は
ITF発行の公認ボールリストに記載されていなければならない。
とあります。
こちらが、そのボールリストです。
http://www.itftennis.com/technical/equipment/balls/balllist.asp
製品名をクリックしますと、ボールの画像を見ることができます。
ITF公認ボールは意外と多く、海外メーカーのほとんどのボールがITF公認を取っていることがおわかりかと思います。
(理事長お気に入りMANTISのボールもITF公認を取っています。)
さいきんトップスピンの練習で使っているプロケネのボールもITF公認を取っています。
規格には幅がありますし、メーカーによって、原材料・製造方法にも違いがありますので、違う感覚のボールが存在することになります。
日本の選手が海外ツアーで苦労するのが、コートの種類もですが、ボールの種類もあるとお聞きします。
じゃあ、なぜ、「セントジェームス」「スリクソン」はこのITF公認を取っていないのか?
品質的には規格を通るだろうけれども「公認を取る必要がなかった。」のだと思われます。
日本にはJTA(日本テニス協会)ルールがあるからです。
JTA公式トーナメント管理規定にはこうなっています。
第29条(ボール)
公式トーナメントの使用球はJTA公認球でなければならない。
つまり、JTAルールではITF公認は関係ないのです。
(ITF公認球で、さらにJTAが公認したボールのみが公式トーナメントに使用できるということですね。
公式戦でなくても、試合要項に「JTAルールブックに準ずる」と記載されていますと、JTA公認球以外は使用できないことになります。)
このため、日本では「フォート・XT8」などの2球缶が試合球で、3、4球入りのペット缶は練習球という認識になっています。
メーカーさんも高品質のボールを使っていただきたい(価格も高いですし)という気持ちは当然あるでしょうし、ITFルールをそのまま適用するとボールは何でもありになってしまい、JTAも公認料を取る代わりに日本のテニスメーカーを守るということもあるでしょうが、プレーヤーにとってもメリットはあるのではないでしょうか。