面白い論文を見つけました。
1999年、ダニングと教え子のジャスティン・クルーガーは、「能力の低い人は、自分の無能さを認識できず、自己を実際よりも高く評価する(ひいては自信に満ちて見える)」という認知バイアスに関する論文を機関誌「Journal of Personality and Social Psychology」に発表。この認知バイアスは現在「ダニング=クルーガー効果」として知られており、2000年にはイグノーベル賞の心理学賞を受賞した。
ダニングとクルーガーは、ある特定のスキルに関して、能力のない人は「自らのスキルの欠如」、「他者の本物のスキル」、「自らのスキル不足の程度」が認識できないと主張した。これはある意味当然のことで、例をあげると、自分が文法をどの程度知っているかを認識するには、その文法に精通している必要があり、能力のない人にはそもそもそれができないので、自分の能力も客観的に判断できない。
アメリカの人気トーク番組「ジミー・キンメル・ライブ」に「ライ・ウィットネス・ニュース(嘘のニュースによる人々の反応)」というコーナーがある。これは、道行く人ににでっちあげの嘘ニュースに関しての感想を求め、その回答を面白がるというコーナーだ。
たとえば、2014年にはハリウッド版『GODZILLA』の公開にあわせて行われた。「『GODZILLA』は、1954年に東京で実際に起こった巨大トカゲの襲撃に基づいており、その惨事で10万人もの人が亡くなっているにもかかわらず、ハリウッドがそれを娯楽映画化することについてどう思うか?」 という質問をハリウッド大通りを行く人たちに投げかけた。
さすがに、この嘘に騙される人はそう多くなかったそうだが、編集された映像に映った人々はみな、それが事実であるという前提で「ハリウッドはそんなふうに人の死や悲しみを商品化するべきではない」、「東京の人々、遺族に対して失礼であり、申し訳ない」と真剣な面持ちで答え、視聴者の笑いを誘っていた。
しかし、この現象で興味深いのは、能力がないことによって、人はうろたえたり困惑したりするのではなく、むしろ不適当なほどの自信に満ちあふれていることだという。研究の結果、テストでDやFを取る大学生は、自分の答案はもっと高い点数に値すると考える傾向があり、また実力の劣るチェスやテニスのプレーヤー、医学生、そして運転免許証の更新に臨む高齢者ほど、自分の力を過大評価することがわかっている。
さて、テニス。(理事長と、マブダチの道場破りクン。しばしば語り合う仲。練習でペア組んでもらってます。)
大学でこの方面を専攻していたそう。専門的には遠からず近からず。
(おもしろいです。人は被験者実験の結果のとおりにはいかない。ああ人類の神秘。)
ダニングは、ひとつにはつねに自分のなかに「あえて反論するもうひとりの自分」を持つことが有効だと語る。自分がしばしば到達しやすい結論は見当違いではないのか、自分は間違ってはいないかを自問すること。そして「知らない」と認めることは、実は失敗ではなく、成功への道筋かもしれないことを知ることだという。
寒いけど明日の大会がんばって。
半そで短パンの体育会出身組の3人に囲まれたマッチ練習で一人、ブルブル寒さに震えているイワセクンに好感が持てました、というコメントをもらいました。
トップスピンTC、今いい波きてますね。
反響は上々です。
HIDEの速攻で初戦はロブ殺しを見せて欲しいものです。
足立区も引っ越したことなので、今年の正月は当番もやらなくていいし(新春テニス、スポセンの受付で座ってました)、年越しテニスも新春テニスもやらないことに決めた。
旅行いくぞー
2017年の新春は初金星からスタートして「幸先いい。」とか言ってたけど、散々クレイジーな1年だった。