さっき、爆笑もののテニスブログに遭遇した。
テーラーメードでデザインがアートなスゴいオシャレなやつだった。
作者は、人生の半分以上、放課後や余暇にテニスをしながら生きてきた中年男である。
今以上テニスに詳しくなり、テニス仲間を増やし、試合にも勝ち上がり、人脈も増やし、誰とでも会話が弾む男になるのが目標。
ほどほどに本気だし、1人は寂しいんだそうである。
将来的には強くなって、タウン誌に載ったりケーブルテレビに出たりツイッターで話題になるようなプレーヤーになりたいんだそうだ。
「僕の後に道ができる。僕の前に道はない。」
その道程を記録しているんだそうだ。
よく言うぜ。
ダブルスの試合をやってる人たちは団体戦なんかで人間関係が濃くなってって、
知り合いだらけになってるんだけど、
一匹狼でシングルスしかやってきませんでしたー
と言うと、
それなりな成績を取っても誰からも忘れ去られ、
シングルスで団体戦はなかなかないし、
たまにダブルス出るとヘッタクソだし、
深いストロークするし、
「ふだんシングルス専門ですか? 」
とか言われてダブルスを楽しんでる人たちから避けられ、
「よく、やるなぁ〜」
とか、感心されたり呆れられ、
「自分の年齢を考えろ。」
とまで言われ、
…
言われても気にならないのが一匹狼の特徴なワケで、
いったいどこに向かっているのかわからない感じだった。
「僕の前に道はない。僕の後に道ができる。」
その男の頭ん中は、小学校の教科書から学んだことが全てだった。